贈与型賃貸住宅(vol.4)~外国人向け贈与型賃貸住宅~
※現在、この物件の入居者募集は行っていません。
今回ご紹介するお家は「贈与型賃貸住宅」の4件目、外国人向け贈与型賃貸住宅。
と言っても外国人の方向けだけのお家ではなく、日本人の方も住むことができる「贈与型賃貸住宅」。
ではなぜ、タイトルに「外国人向け」なのか?
それは、外国人の方も住めるお家だからである。
色々な方々より、「なぜ外国人向けのお家にしたのか?ご要望があったのか?」とのご質問をいただいた。
外国人向け贈与型賃貸に至った経緯としては、以前よりお問合せをいただいていたからである。
今回のお家は贈与型賃貸住宅の4件目であるが、1軒目(長崎市南町)が完成した際に「外国人も住めますか?」と日本語が話せる外国人の方、お知り合いに外国人の方がいる日本人の方よりお問合せをいただいた。
残念ながらお電話いただいた時には、既に入居者が決まっており、その旨をお伝えさせていただいた。
また、外国人の受け入れをしている専門学校からも、学生の受け入れが可能なお家についてお問合せをいただいた事もある。
弊社の自社物件は、もちろん外国の方だからという理由で入居のお断りをしていないが、「外国人の入居も可能ですか?」とのお問合せをいただく事もあり、「外国人の方の受け入れも可能」であるということが分かるように「外国人向け」というネーミングにした。
有難いことに、当物件についても外国人の方々からお問合せをいただいた。
ここで「贈与型賃貸住宅」という言葉が初めての方に・・・。
「贈与型賃貸住宅」のメリットは5つ。
1.空き家対策
全国的に空き家が増えてきている。空き家をリノベーションし、更に数十年、住めるお家にして新たな住人を迎え、空き家を1軒でも多く減らしていく。
2.子育て支援
贈与型賃貸住宅は10年間賃貸物件として住んだ後、土地・建物を贈与する(差し上げる)という仕組み。
子育て世代の10年後、お子様方は高校・大学への進学時期であること想定し、その時期に家賃の支払いがなくなり、少しでも子育てにお役立ちできれば幸いである。
3.マイホーム支援
賃貸として10年間住めば、その後はご自身のお家になる。 資金面での不安等でご自身のお家を断念された方の選択肢になれればと考える。
4.斜面地の活性化
長崎市内の空き家は「斜面地」に多い。斜面地にあるリノベーションしたお家に人々が住むことで、その斜面地の活性化に繋がる。
5.環境対策
当社のリノベーションの特徴は❝古いものと新しものの組み合わせ❞である。古いからと言って、壊すのではなく、まだまだ使用できるものは残していくことで、解体されるもの(ゴミとなってしまうもの)を減らしていく。
※「贈与型賃貸住宅」は当社が作った言葉で、仕組みであり、国や地方自治体の補助金制度ではありません。
お家の情報
・長崎市内
・築1970年台
・床面積 72.33㎡
・間取り 2SLDK :和室 6帖×2、LDK 12帖、S 2帖 (平屋)
(外観のBefore/After)
今回のリフォーム・リノベーションは間取りなどの変更はなく、天井や壁の塗装、フローリングの張替え等が主となった。
こちらのお家では行ってはいないが、間取り変更時には1Fにあったキッチンやリビングを2Fへ移動することも行っている。
よく、「水回りなどの場所移動も可能なのですか?」というご質問をいただくが、排水等が可能であればもちろん大丈夫。
お家の向きによっては、家族団らんの場所が1Fよりも2Fの方が日当たりが良く、眺めも良い場合もある。
(当HP:リノベーション事例/星取の家~ryuboku_taste~,漆喰格子の家「~長崎町屋~」,蔵土の家 L34,高窓の家 R33 は2Fにリビングがあるお家である。)
畳だった居間をリビングへと変えた。
最後までご覧いただきありがとうございます。
今回のお家は「贈与型賃貸住宅」の4件目。
ほとんど手を加えず、壁や天井、外壁をきれいに整えたお家です。
手を加えなかったのは、手を加える必要がなかったからです。
当社が行うリノベーションの特徴は、まだまだ使用しできるものは壊したり、解体せずさらに住み続けることができるようにしていくことです。
新しい家だけでなく、古い家をリノベーションし更に住んでいく社会(循環型建築社会)も住宅常識の一つの選択肢となれるよう活動を続けて参ります。
YouTube「長崎暮らし」からも、こちらのお家をご覧いただけます。
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