梅香崎商店 Hana mo mi mo

今回ご紹介する建物は築170年余りの建物。
所有者さんより建物をお借りし、当社でリノベーション後、“古民家レンタルスペースとカフェ「梅香崎商店 Hana mo mi mo」”として運営している。 当社としては2店舗目となるレンタルスペースである。


当HPではリノベーション事例と共に
・この建物の現在までの経緯
・「梅香崎商店 Hana mo mi mo」の名前の由来
・当社が思うこと
についてご紹介させていただく。

2F カフェスペース

〚建物の現在までの経緯〛
こちらの建物は築170年余りと歴史が長い。
時代でいうと江戸時代末期に建てられたもので、米屋→油屋と商売が行われていた商家である。
長崎市内でこれだけの歴史がある建物は残念ながらほとんど残っていない。


この建物との出会いは、当社の知人からの紹介である。
「壊される予定の古民家があるから一度、見に来て」とお声かけをいただいた。


所有者さんと初めてお会いした際、「この建物は壊して駐車場にする」というお話を聞いた。

商家として使用されていた昔、ここで生活をし、店舗部分では油やお米が売られていた。
当時は現代と異なり家族の人数が多い時代でお女中さん達も居たとのこと。

多くの人たちがここで生活をしていたこともあり、この建物は表からの見た目よりも広く、個人で保存していくのはとても大変な大きさである。

古い家をそのままの姿で“最大限に残し・活かす”ことをコンセプトにリノベーションを行っている当社。
当社の方から所有者さんに賃貸にて貸していただくことをご提案し、古民家レンタルスペースとカフェ「梅香崎商店 Hana mo mi mo」として現在に至っている。


〚名前の由来〛
「梅香崎商店 Hana mo mi mo」の名前の由来は3つ。
1:お店が長崎市“梅香崎町”にある
2:この建物が歴史のある商家(商店)であった
3:「一本の木に美しい花が咲き、実もなる」という“梅”に因んだ慣用句を用いた
これらの3つから「梅香崎商店 Hana mo mi mo」という名前になった。

また、ロゴマークは“梅の花”と『人と人を結ぶ』という意味を持つ“水引き”をモチーフにデザインされている。
ロゴマークの花の中央では二重になった紐が固く結ばれており、「梅香崎商店 Hana mo mi mo」がレンタルスペースやカフェを通じ『人と人を固く結ぶ場所となり、実りのあるひと時をここで過ごしていただきたい』という願いが込められている。

お部屋のご紹介
[レンタルスペース1号室]
台所だったスペースを活用した、タイルで出来た水回りが特徴のお部屋。
水が必要なお花の販売やワークショップをはじめ、棚もそのまま残しているので、棚をディスプレイに活用し雑貨の販売も可能である。

[レンタルスペース2号室]
アイボリー系の漆喰壁が特徴のお部屋。
プロジェクター持参での会議や講座としてのご利用や、設置してあるピクチャーレールを使用して個展としてのご利用もおすすめ。

[レンタルスペース3号室]
2階にある一番広いお部屋。
数人でのマルシェの開催や障子・襖もあるためマッサージイベント等の開催も可能。

〚当社の思い〛
この建物は冒頭にもあるように、築170年余りの建物である。
所有者さんや以前よりこの建物をご存知の方、ご来店いただく方々からありがたいことに「きれいになって良かった」、「古い建物が残って良かった」、「とても素敵な建物です」と言っていただく。

現在、所有者さんよりお借りしてリノベーションを行い「建物が残せている状態」ではあるが、ここが終着点ではない。

当社がこの建物をはじめ、古い家をリノベーションをする目的は「古い家をこれから先も更に活用していくこと」である。
その為、レンタルスペースやカフェをご利用していただく皆さんが居てこそ、この建物は更に活かされ残されていくと考える。
是非、皆さんと共に古い建物を残し活用していきたい。


最後までご覧いただきありがとうございました。
皆様のご来店をお待ちしております。


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