長与の家

※こちらは売買物件購入可能なお家です。(詳細はat homeに掲載しております)

「古い家」=「もう住めない家」と思われがち。
しかし「古い家」でもリノベーションをすることで、更にもっと、住み続けることができるお家はまだまだある。

「建てては壊し、壊しては建てる」という考え方ではなく、今まで住んできた家をご家族・身内に関係なく次の世代へと「繋いでいく」、もしくは次の世代が「引継いでいく」という考え方も住宅における一つの常識になればと考えている。

今回ご紹介するお家は1990年代に建てられた家。
当社のリノベーション物件にしては築浅のお家で「えっ。まだ住めそうなのに勿体ない。」や「私の家もそのぐらいだけど、まだまだ住めるよ。」というお声も聞かれるかと思う。

築年数が経っているお家の場合だと、全体的に建具や住器が古く、変えないといけないところは見つけやすい。
しかし築年数が浅いものだとまだまだ使用できるものは多く、中古を検討されている方の中でも「この家を買って(リノベーションをせずに)このままで住んでも良いのか?」や「立地がよく、間取も良いけどデザインが好きではない…。かと言って、どのようにリノベーションしたら良いかが分からない。」というお声もよく聞かれる。

そこで、今回はこのお家をもとに築浅物件のリノベーション事例のご紹介。
(今回は間取の変更は行っておりません。)

元々の外観は濃いオリーブ色のお家だった。お洒落な色ではあったが、色褪せた部分(白くなってしまった部分)が目立っていた為、屋根と外装も張替え、色はホワイト系のものを選んだ。

リノベーション後の玄関はとてもシンプルではあるが、やわらかい雰囲気のある玄関に。

〚Befor〛吹き抜けの玄関だった。

〚After〛Beforeより小さめの収納となったが、充分に入るサイズである。

リノベーション後は吹き抜け部分をなくしている。吹き抜けがあることで解放感がうまれる為、なくすのは“もったいない”と思われる方もいらっしゃるかもしれない。
しかしこのお家の場合はなくして良かったと思っていただけるのではないだろうか。

こちらはBeforeの写真。 吹き抜けがあることで狭くなっていた廊下の幅は扉一枚分程だった。

吹き抜け部分をなくしたことで、子供たちが走り回っても大丈夫な程の広さとなった。

全体的な色がリノベーション前に比べて明るくなり、木材の柔らかさや暖かみのあるお部屋に。
キッチン部分は解放的になり、デザイン性のあるタイルを使用。

このリビングの広さにしては大きな窓が付いていたBefor。現在の窓の大きさでも、日当たりも換気も十分である。

水回りはどれも新しいものに交換。

戸が無かった押入れ。戸を取り付け、内側の色も変えてクローゼットに。
色が変わると雰囲気が変わり、雰囲気が変わると気分が変わる。そして、気分が変わると生活スタイルも変わる。
左側は上下に分かれる仕切り板はそのまま活用。右側はロングコートもかけることができる。

ものは時代によって、また年月を重ねることによって感じられ方が変わる。
お洒落だと思われていたもの(こと)がダサくなり、ダサいと思われていたもの(こと)が年月を重ねることで「レトロでお洒落」と言われるようになったり、便利だと感じていたものが不便になったり・・・。

(上の左側写真)右側の収納に関しては、「このままでは不便なのでは?使いにくいのでは?」と判断しクローゼットへと変えた。

各部屋の窓は全てペアガラスに交換した。ペアガラスは、夏は暖かい(暑い)空気が室内に入りにくくし、冬は室内の暖かい空気を外に逃がしにくくする効果がある。


お庭も付いている。



最後までご覧いただきありがとうございます。
1990年代に建てられたお家のリノベーションはいかがでしたでしょうか?
「リノベーションするのは勿体ない」と思われていた方も「このお家はリノベーションして良かった」と思っていただけたら幸いです。

当社がリノベーションを手掛ける物件は築年数が古いもの(築50年以上)が多く、今回のお家とはテイストが異なり、「懐かしさ」や「斬新さ」を組み合わせたテイストとなっております。
当HPでもご紹介しておりますので、そちらもご覧いただけますと幸いです。

当社は引き続き、古くなった家をリノベーションし、住み続けていく社会(循環型建築社会)がお家を選ぶ上での選択肢の一つ、常識の一つと捉えていただけるような取り組みを行ってまいります。


YouTube「長崎暮らし」からも、こちらのお家をご覧いただけます。
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