蔵戸の家~梁川町~

※既に売却済みの物件になります。

「古い家」=「もう住めない家」と思われがち。
しかし「古い家」でもリノベーションをすることで、更に、もっと、住み続けることができるお家はまだまだある。

「建てては壊し、壊しては建てる」という考え方ではなく、今まで住んできた家をご家族・身内に関係なく、次の世代へと「繋いでいく」、もしくは次の世代が「引継いでいく」という考え方も住宅における一つの常識になればと考えている。

今回ご紹介するお家は昭和40年代(高度経済成長の時代)に建てられたお家。
当社のリノベーション事例では何度とこの時代に建てられた家は登場してくる。
長崎市はもちろん、全国各地にこの時代の建物から住む人が居なくなり、空き家となる事例が増えているのが現状である。
このような空き家に再び輝きを与え、今後も50年以上、受け継がれるお家に生まれ変わらせることが大切だと考える。

当社のリノベーションのデザインコンセプトは❝懐かしさ❞と❝斬新さ❞。
とある世代からは「懐かしい」、
とある世代から「斬新」と思っていただけるレトロな部分を残すリノベーションが特徴である。

・・・が、しかし今回のコンセプトは「新築に近いリノベーション」。
(是非、このお家のリノベーションを楽しんでいただいた後は別の事例も見ていただきたい。)


屋根、外装、窓の全てを新しく。

今回の家のテーマ(タイトル)は、当社としては2軒目となる「蔵戸の家」である。文字通り、蔵の戸をイメージした玄関の家。戸のデザインはオリジナルでこの家の為に職人さんにより作られた玄関戸である。(網戸付き)

アクセントとなっているタイル。このタイルはリノベーション前の名残である。

戸に取り付けたステンドグラス。長崎の女性作家さんの作品。カラフルなガラスがポイントの作品。

二間あった場所をLDKに変更。リノベーション後、和室だったお部屋はキッチンスペースに。
押入れ空間を活かし、キッチンスペースの収納部分として利活用。


『梁見せのお部屋』(梁が見えているお部屋)。
当社のリノベーション物件は梁見せの家が多く、どのお家もリノベーション前よりそこにある梁である。
リノベーションのご相談に来られる方の中にも『梁見せの部屋』をご希望される方は多い。
しかし、残念ながらどこの家にもこのような梁がある訳でなく、当社も最初から「よし!梁見せのお家にしよう」と決めておらず、リノベーションの過程で決まっていく。(梁があるかどうかは、天井を開けてみないと分からない。)

入口戸に取り付けたステンドグラス。見る角度、日・光の当たり具合で色の見え方が少しずつ変化するステンドグラス。お家のどこかに取り入れたくなるアイテムのひとつ。

水回りも全てを新しいものに交換。

各所、色、デザインが異なるステンドグラスを使用。こちらの戸には、元気になれそうな明るいカラーを取り入れたデザインを取り付けた。


Beforeの写真からも分かるように、元はキッチンがあった場所。
現在のキッチンの場所は既にご紹介したが、以前はここにあった。
水回りの場所は生活する上でとても重要であり、生活動線は断然スムーズな方が良い。
リノベーションをご検討の方は一度、生活動線についても見直されてはいかがだろうか?
因みに、リノベーション後は和室となった。

Beforeの面影がない階段。
家の壁は漆喰と塗装で仕上げた。





最後までご覧いただきありがとうございます。

引き続き古い家をリノベーションし、住み続けていく社会(循環型建築社会)もお家を選ぶ上での選択肢の一つ、常識の一つと捉えていただけるような取り組みを行ってまいります。

冒頭でもご紹介した様に、当社のリノベーションの特徴は「とある世代からは『懐かしい』、とある世代から『斬新』」と思っていただけるレトロなデザインです。
当HPでもご紹介しておりますので、見ていただけると嬉しいです。


今回ご紹介したお家は「長崎暮らし」からもご覧いただけます。
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